1月1日
 皆さん、あけましておめでとうございます。
暮れにミッチーとああでもないこうでもないと言い合いながら作った、ボクの新しいページです。
 今年もミッチーとケンカしながら、ここへ色々な話題を載っけて行きたいと思うので、よろしく応援して下さい。
 ボクへのラブメッセージや、慰め、励ましのお言葉など、掲示板へお寄せ下さい。楽しみに待ってまーす。




        1月3日
 風もなく、おだやかなムードの年明けだったけど、三日目の今日は朝から雨。
 毎年元旦にはミッチーの伯父さん夫妻や妹弟一家がお年始の挨拶に来てくれ、集まった皆さんでお昼の食卓を囲む。ミッチーの新しい年もそんな身内のおつき合いからスタートした。
 「本当は私も元旦礼拝に出たいんだけどねぇ」と、ちょっぴり寂しげな表情でボソリ。
「そんなことボクに言われてもどうしようもないよ」
「いいのよ。君にどうしてもらおうなんて思ってないわ。ただ黙って聞き流してくれればいいのよ」
「そんなこと言われたらますます寂しくなるよ」
「そうね。お正月早々ごめんね。歌でも歌おうか」
「いいよ、遠慮しとくよ」
 と、そんな元旦の朝のやりとりがあったかと思えば、昨日の夕方には、まだ年賀状を書いていなかったらしい父上が、見本と葉書を持ってこの部屋に現れ、
「パソコンでこんな風にしてくれんか」と、60枚ほど置いて行ったから、さあ大変! 昨夜はテレビタイムも返上して葉書と格闘していた。大好きな父上の役に立てて、よかったじゃん。これからは早めに注文とって、素敵な年賀状作ってやんなよ。


      
1月9日
 昨日はミッチーのディーサービスへの出初(ぞ)め式。昨年のクリスマスに義妹のSちゃんからプレゼントされた暖かそうなセーターを着込んで出かけて行った。
 少し前にこの辺でもめずらしく雪が降って、樹木に白い雪の花が咲いたが、入所者達は大喜びで、うっすらとベランダに積もった雪をかき集めて雪だるまを作ったらしい。昨日ミッチーが行った時にも日陰の寒々とした場所に、入所者達の雪の作品が置かれていたそうだ。とけかけて今にも頭が落ちそうだったから、さわるのを遠慮したというミッチー。本当は手が冷たいからさわらなかっただけじゃないかと、ボクは想像しているが…。



       
1月20日
 この前ミッチーの所に市の福祉事務所の職員がみえていた。
この4月から、在宅身障者への応援システムの枠が広げられるらしい。ヘルパーさんの訪問時間を必要と希望に応じて増やしたり、ディサービスの回数を増やしたり、ショートスティも月々何日間と契約しておけば、特別な口実がなくても利用できるようになるらしい。それに当たって現状の確認と、本人や家族の希望を聞きに来てくれたのだ。
 ディサービスについては、今行っている所が4月に入った段階でそのサービスを停止するかも知れず、他へ行く事になるかも知れないというので、とりあえずこの4月からの一年間は今のままの週一回のペースでお願いする事にしたようだ。
 トイレ介助の必用なミッチーが家で生活するに当たって一番問題なのは、いつも介助してくれている母上が留守の時、トイレを我慢しなければならないという事。それで、今まで来てくれているヘルパーさんの訪問時間にプラスして、不定期の母上の長時間の外出時に、その前日位に時間指定の連絡をする事によってヘルパーさんに来てもらえるようにならないだろうか? 前日の連絡で無理なら、一週間ずつミッチーの方からヘルパーさんを希望する予定表を提出させてもらえないだろうか…というような要望を出したようだ。それに関しては今のところは何とも言えないというのが福祉事務所職員の返事。
 一人々々のニーズに応えて行くのは確かに難しい事だが、どんなサービスも提供する側の満足や義務感だけで終わってしまっては無意味なような気がするんだが…。
 えへへ、ボクもたまにはいい事言うだろう、ミッチー…?




                     
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        2月3日
  この冬はしっしんのかゆみに悩まされ続けているミッチー、ボクにも背中を向け、「ロン君、背中がかゆくてたまんないわ。お願い、かいてよ」と泣きついて来る。その度に「ダメダメ、かいたら刺激が広がって余計かゆくなるよ」となだめているんだが、「君はこのかゆみを経験していないから、そんな冷静なこと言っていられるのよ」と、まるでしっしんの経験のないのが悪いことでもあるかのように喰って掛かって来るから、こっちの方がたまらない。
 一方今ミッチーの所に来てくれているヘルパーさんは自分がアレルギー性てあることから、かゆみのつらさが分かっている人らしく、ミッチーの「背中かいて」の要求によく応えてくれていた。しかし最近そのミッチーの要求が段々エスカレートして、背中がかき傷だらけになってしまい、ヘルパーさんも自分がつけたミッチーの背中のかき傷を見るのがつらくなって、病院へ行くことを勧め、連れて行ってくれた。診察を受け、塗り薬や飲み薬をもらって来たから、かゆみは治まるだろう。
 これでもうミッチーのいらいらぶつけられることもなくなって、ボクにも平和が戻るだろう



       2月22日
  朝、ミッチーの所に宅急便で贈り物が届いた。ミッチーが“もう一人のお母さん”と呼んでいる鈴鹿のIさんから、ミッチーへのバースデープレゼントだ。これを初めとして、午後は教会のお友達からおめでとうコールがあったり、このホームページの掲示板や、メールの受信トレイにお祝いのメッセージや画像が入っていたり、夕方にはお友達の一人がお祝いの花束持って来てくれたりと、今年の誕生日も色々な人から、色々な形のお祝いが届けられた。
 「ところでボクの誕生日はいつなんだろうね、ミッチー?」
「知らないわ」
「じゃあ、ボクがここへ来た日は?」
「ロン君はSちゃんが旅行のおみやげに買って来てくれたんだけど、さて、いつだったかなぁ。忘れちゃったよ」
「ちぇっ、つまんないな。それじゃあボクは誕生祝いなんかやってもらえないじゃないか」
「いいじゃない。誕生日がなければ歳とらないわよ」
「歳とってもいいから誕生祝いしてほしいよ」
「ないものねだりするんじゃないの」
「うぇ〜ん、だれかボクにも誕生日くれー!!」

  

       
 2月27日
 わーい、ボクにも誕生日ができた!
“良い子”の4月15日がボクの誕生日だ。
ミッチーの誕生日の日のボクの嘆きを聞いて、掲示板に毎日のように遊びに来てくれているパンダさんが、この日をボクの誕生日にくれたんだ。
 この日は偶然ミッチーにとってもクリスチャンとしての受洗記念日だから、ミッチーも絶対忘れない筈だから、ちょうどいいや。
パンダさん、ボクにぴったりの誕生日をどうもありがとう。
 皆さんも4月15日のボクの誕生日を忘れないでね。
お祝いのメッセージ待ってまーす。



                   
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        3月6日
  ハックショーン、ハックショーンと、ミッチーの豪快なくしゃみの鼻しぶきが、今日も何回かボクにかかる。
 風邪か花粉症か、はたまた誰かさんの噂か、このところ毎日この調子なんだから、一緒にいる者はたまったものではない。
「いい加減にしろよ!」
「仕方ないでしょ。“出物腫れ物所構わす”っていうくらい、こういうものには逆らえないんだから」
「薬飲めば?」
「あれ飲むと副作用で眠くなったり、口がカラカラになるから、なるべく飲みたくないのよ」
「いいじゃないか。そんなこと我慢すれば…。ボクのような美男子に鼻しぶきかけて、心が痛まないのかよ?」
「うん、ロン君はしっかりした美男子で、ちょっとやそっとでは崩れないから、安心してるわ」
 こんなこと言われると怒っていいのか、喜んでいいのか、悩んでしまう純情なボク。


        
3月11日
 昨日は早くもミッチーの所へホワイトディープレゼントのクッキーが届いて、部屋へ入って来てくれる母上やヘルパーさんなどにお裾分けして、おいしそうに、そして楽しそうに食べていた。
 このクッキーの贈り主は、ミッチーが“コケコッコーのおじさん”と呼んでいる人だ。その呼び名は、おじさんもミッチーもとり年生まれということから、「コケコッコー」が二人の合い言葉になり、ラブコールの時の始めと終りはこの言葉でキメている。
ミッチーとどんな関係の人かというと、ミッチーがパソコンなど習得した身障者センターへ時々ショートステイしていた人らしい。車椅子をこぐのが大変そうで、ミッチーが電動で動き回るのをいつもうらやましげに見ていたので、ある時ミッチーが「この車椅子の脇の所を持ってくれたら、私の運転で一緒に動けるかもよ」と提案して、試してみたらうまくいったので、それ以来ミッチーがおじさんの運転手になって、あちらこちらおともしたらしい。
 そんなご縁で離れ々々になってからもよく「コケコッコー」の合い言葉で電話をくれるのだ。だからミッチー、バレンタインにはテレフォンカードを送っているみたいで、昨日のクッキーはそのお返しって訳だ。
 こんなおつき合いが続けられるなんて、ちょっぴり素敵だなぁ。

       3月25日
  この前は素敵なお仲間達とご対面して、その余韻に浸っていたミッチーだが、突然、おぇーっ…と嘔吐し始めたから、びっくり!
  昨年の今頃は腰痛でノックアウトをくらうし、どうもこの2月から3月にかけては体調崩し易いみたいだが、今年は至って元気そうだし、このまま魔の季節を乗り切れそうだと思ったんだけど、やっぱり一年に一回は何かを迎え撃たなければならないみたいだ。
 何も食べないのに吐き続ける症状が一日続いて、たまらず病院で点滴を受けて来て、しばらくすると吐き気は治まりやれやれと思ったら、今度はお腹が雷のようにゴロゴロ鳴り出し、ピーシャー状態。一日に何度もトイレに通うミッチーにつき合わされる母上様も大変だ。
 そんな所からようやく抜け出し、パソコンの前に座れるようになったミッチーに、今の心境を聞いてみると、
「何でも食べられるってことは幸せなことなのね。ロン君、何かおいしいものちょうだい」だって。
やれやれ、ますます喰いしん坊になりそうだ。        


     3月28日
 朝から良い天気。ミッチーの所にはヘルパーのSちゃんが来てくれたから、体調も絶好調に戻ったミッチーが家の中でじっとしている筈がない。さっさと身支度を整え、飛び出そうとするミッチーに、「今日はどこへ行くのさ?」と聞いても、いつも通り全然無視。
 ところが今日はSちゃんがボクに心を留めてくれ、「ロン君も行こうか」と言って、座椅子にくくりつけてあるボクの紐をほどいて、ミッチーのバッグの方にくっつけてくれちゃったのだ。ここへ来てからこんなこと初めてだから、もう天にも昇る気分!
 ミッチーのバッグにぶら下がって庭先に出ると春のまぶしい光が飛び込んで来た。母上様が植え替えや水をやって育てているお花たちも優しい日差しを浴びながら美しさを競い合っている。駐車場に行くと父上様が最近買い換えた新車が止まっていたので、その助手席にちょっと座らせてもらって、ミッチーと一緒に記念写真を撮ってもらった。その後ミッチー、自分で操作する電動車椅子でぶらぶらと気ままなお散歩だ。毎年桜の花が咲くという所まで行ったんだけど、そこはまだつぼみで、写真も撮れる状況ではなかった。早い所ではもう葉桜になっている所もあるらしいんだが…。「今度はおいしいものがいっぱいある所へご案内するわ」と言い、行った所がサークルK。なーるほどミッチーの好きそうなものがいっぱいだ。キョロキョロするボクにおかまいなく、お菓子やジュースなど自分の好きなものを指定して買い込んで、さっさと出て来る。長居をしたら、きっとボクにあれこれねだられると思ったんだろう。ミッチーのけちんぼ!
 毎日好きな時に…とはいかないまでも、時々こうして外へ出られる楽しみがあたえられていて、ミッチーは幸せ者だな。十回に一回位ボクもお供させてもらえたら、このひどい生活にも耐えられそうな気もするんだが…。


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        4月3日
 大変だぁ。ミッチーの父上が突然入院、手術という事態になっちまったよー。ここ数年屎尿科系の病気で苦しんでいたんだけど、昨日から全く尿が通らなくなっていたらしく、苦しくなって病院へ駆け込んだら、手術しないとどうにもならないと言われたそうだ。
 母上はしばらく病院と家の間を行ったり来たりすることになると思うが、車の運転ができないので、ミッチーの介助も含めて、妹や義妹の応援を得る事になると思う。
 行ってみたいと思う旅行の申し込みの締め切りが迫っていて、明日出そうと思っていたようだが、もうそんなものどころじゃないよね、ミッチー!


      4月15日
  朝から部屋を掃除して、きれいになった畳の上にハンカチ広げ、その上に昨日買って来た缶ジュース2本置いて、
「ロン君のお誕生日にカンパーイ!」
  そう、今日4月15日と言えばボクの誕生日。良い子のボクだから、この日を誕生日にと、パンダさんが定めてくれた日だ。
「ミッチーもおぼえていてくれたんだね」
「あたりまえでしょ、大事なロン君の誕生日だもん。おめでとう」
そしてハッピーバースディーの歌を歌ってくれた。いつも耳ざわりな雑音にしか聞こえないミッチーの歌声も、今日はハートが感じられる。
「ありがとう、ミッチー!」
 その後でパソコンの受信トレイのぞいたら、パンダさんとベロちゃんから、楽しい電車のバースディーカードが届いていたから、またまた感激。一年間フリーパスの定期券つきで、どこへでも行けちゃう。よーし、これからミッチーのいないすきにボクも色んな所へ行っちゃうぞー。 


       4月20日
 先日ミッチーの所へ一台の手動車椅子が届いた。いつも電動車椅子を乗り回しているので、そんなもの必要ないだろうに。どうしたんだろうと思って聞いたら、遠出する時はいくら電動と言えども車椅子だけではダメだし、友人や親族の中で電動車椅子を積み込めるリフト車を持っている人もいない事から 折りたたみ式の軽量の車椅子があれば大体どんな車にも積んでもらえ、行動パターンを広げられると思い、オーダーメイドで作ってもらったのだと言う。
 車椅子も一人一台までなら申請すれば福祉から交付されるらしいが、すでに電動を持っているミッチーには手動車椅子の交付はできませんと言われ、それでもあきらめられず自費で購入したそうだ。゛ 
 その代わりオーダーメイドだから、ミッチーの注文通りの形にできあがって来た。手動車椅子など手がダメな者には自分で動かすことなど難しく、介助者任せということになってしまいそうだが、おてんばオバサンのミッチーはそれが物足りなくて、デパートの中などは足で床を蹴ったりして自分でも動きたいと思ったらしい。それでシートを低くし、座って床に足がつくようにしてもらい、ブレーキも足で操作できる角度にしてもらった。そして足でこいだりする時に邪魔っけになるステップがないのだ。だから人に押してもらう時には足をあげている格好になる。そんな不安定姿勢で大丈夫なんだろうかと気がかりなんだけど、そんなボクの心配をよそに、
「腹筋力がついてますます美しい体になるわよ」なんて喜んでいるんだから、楽天家というか何というか…。


        4月23日
 今日、ミッチーの父上が退院した。長い間の残尿感から解放されて、どんなにか楽になったに違いない。しばらく週一回の通院が続きそうだ。
 ミッチーや母上もほっとしたが、この喜びを一番態度で示したのは愛犬のチャコ。姿を見た途端飛び上がってきりきり舞いし、父上が家の中に落ち着いてからも。話し声を聞きつけては、出ておいでよとばかりにワンワン吠えまくっている。きっと一緒に散歩がしたいんだろう。
 「私達姉弟も小さい頃はよく父上にあちこち連れて行ってもらったのよ」と、遠い昔からの父上の散歩の歴史を語るミッチー。
ミッチーの時は自転車の前に乗っけてサイクリングというパターンが多かったそうだ。妹の時はスクーターでブクブクゲンゲンとカッコ良く飛ばしてくれた。弟の時代になると自動車が登場し、夜のドライブで帰った時はすやすや夢の中というパターン。段々乗りものが高級になって、今度はヘリコプターで空のお散歩でもするのかなと思いきや、相手がワンちゃん達となったら、やっぱり徒歩になったというから、当たり前のような話だけど面白い。父上の暖かい人柄が伝わって来るお散歩の歴史だ。


           
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         5月2日
 “ハートTOハート”という旅行会社から届いた資料を、鼻歌唄いながら楽しげに見ているミッチー。
 身障者センター時代に知り合った、バリアフリーツアーを手がけている旅行会社の人から、色々なツアーのお誘いをいただいていたが、いつもミッチーの行動を心配してくれる母上達とぶつかるのがおっくうで、仲々その気になれなかったミッチーだが、同時に、この会社のツアーに参加してみたいという好奇心も段々盛り上がって来て、とうとうこの連休明けの7日〜9日に予定されている長崎ハウステンボスツアーに参加することにしてしまったのだ。父上の突然の入院騒ぎなどあって、一時はあきらめようとしたもののあきらめきれず、準備を進めているうちに、とうとう後五日後になってしまった。もうここまで来たら、何が起こっても行ってやるぞ…という意気込みでいなきゃならないと思うんだが、まだどこかでダメになりそうな不安もあって、出発の日が迫って来るにつれて、ハラハラドキドキ気分が高まっているようだ。
 「ミッチーが7日の朝無事に家を出られたら、ボクもどこかへ行って来るよ」
「どこかってどこよ?」
「そうだなぁ、ミッチーが九州方面だから、ボクは反対方向の北海道へでも行こうかな」
「そうね、それがいいわ。でもさぁ、もし私が行けなかった時は…?」
「そうなったらまさかボク一人楽しい旅行って訳にもいかないよなぁ。よし、その時は一緒に豪快に泣こうぜ!」


      5月24日
 久し振りの旅行を何とか実現させたミッチーは、ネット仲間達へのおみやげ話もどうにかアップし、後片づけ完了。
 次に控えていた教会機関紙の原稿も提出し、ようやく一段落ついたようだ。
 昨日はニューフェイスのヘルパーさんが来てくれていた。ヘルパー経験もまだ何ヶ月という人のようだが、ミッチーの言うこともちゃんと聞き取ってくれるし、期待のもてる人のようだ。Fさんというその名前を聞いた時から、何かありそうな予感があったようだが、話しているうちに、この春まで市の福祉事務所でミッチーの相談にのってくれていた人の奥さんである事が分かった。彼女の方もそんなミッチーと関わり合いになれたことを喜んでくれているようだ。新しい絆に結ばれる人か又増えたね、ミッチー。



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     6月9日
 昨日の日曜日はミッチーの母上が日帰りバス旅行で天理へ出かけ、楽しい一日を過ごして来たようだ。
 いつもならミッチーは自分の部家でパソコンいじったり、お菓子をつまんだりしながら、おとなしくお帰りを待っているところだが、その日は突然ミッチーにもデパートへショッピングのお誘いが入り、喜んでお出かけした。久し振りに洋服なんか買って来たが、財布から引っ張り出したレシートをちょいとチェックしてやったら、スカート代金がある。もちろんミッチーがそんなもの買う訳ないから、「これは何だよ?」って聞いてやったら、一緒に行った姪っ子のFちゃんが、気に入ったスカートを見つけ、仲々その場所から離れないので、とうとうミッチーが根負けして、買ってやったんだとか…。「ははぁ、だから今日は雨になったんだな」と言ったら、「これは梅雨の雨よ」とクソ真面目に反論。
 そうか、これから梅雨の季節。あーぁ…。


      6月16日
 近頃掲示板でお若いお嬢様方とお付き合いしているミッチー、昨日なんかその中の二人をこのミッチールームへ呼び寄せ、年甲斐もなくゲームで遊んだり、ぺちゃくちゃおしゃべりして、遊んでもらっていた。
「もう若い子達の話題にもついて行けやしないのに、こんなおばさんの相手をさせられるのは、あの子達だって迷惑じゃないのか」と言ってやったら、
「いくらこっちから誘ってもイヤなら来はしないわよ」と、全然平気な顔。
「どうせなら歳相応の人と遊べよ」
「これから身辺介助などでお世話になるのはあの子達の世代なんだから、しっかり育てておかなくっちゃ」
「おいおい、これからの時代を担って行く大切な人材をミッチーのようないい加減な奴に育てられたらたまんないよぉ」
「お堅い人間ばかりの社会もつまんないじゃない」
「だからってミッチーのように砕けっぱなしじゃどうにもならないだろ」
「いいのよ。砕けるところ以外のことは他の先生方にお任せしておけば…」
「そんないい加減な…」
「気にしない、気にしない。ロン君だって昨日可愛子ちゃん達に握手してもらって満更でもなさそうだったわよ」
「それとこれとは…」
「違わない!」
 もう、ミッチーの奴ときたら…。皆さん、何とか言ってやってちょ!


       6月23日
 ミッチーの所に来てくれているヘルパーさんの一人Sちゃんが、お兄さんの結婚式で鹿児島へ行って来たそうで、そのおみやげに、ボクのガールフレンドを連れて来てくれた。
 桜島大根を抱えたキティーちゃんだ。
とっても可愛いお嬢さんだから、ボクもすっかり気に入って、ボクの横にぶら下げてもらおうとしたんだが、思いがけずミッチーが猛反対。
「私には恋人もいないのに、そばで君達にいちゃいちゃされたんじゃあ、気が散って何もできないわ」なんて言うのだ。
へぇー、ミッチーってとんでもないヤキモチ妬きだったんだぁ。
 それで彼女は反対側のひじかけにぶら下げられた。
つまりボク達は背中合わせの関係にさせられちゃったという訳。
しかしそんなインボウに負けておとなしくしているボクではないぞ。
背中合わせだって何だって、絶対に彼女の心をこっちに向けてみせる!
 皆さんもどうかけなげなボク達の背中合わせの恋を応援してね。

  
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       7月6日
  ミッチーがこのところ毎日のようにテレビ観戦しているウインブルドンテニス。
 日本女子の二人はベスト16まであがるという好成績でミッチーを熱くさせた。
 又、昨夜の女子決勝戦は昨年と同じ顔合わせの姉妹対決になった。昨年のチャンピオンは妹だったから、姉が妹に挑戦する形だ。1セット目は姉が取ったんだけど、その姉は前から腹筋を痛めているということで、この決勝戦も途中一度その応急治療の為、メディカルタイムアウトを取りながら試合は続けられたが、やはり痛めている所があると力を出し切れず、今年も妹が勝利した。
「それにしても姉妹で決勝戦を戦えるなんてすごいよね」と、感動覚めやらぬミッチー。
 「よし、来年はボクがキティーちゃんと組んでミックスダブルスを征してやるぞ!」、
「えっ?、今何か言った?」
「んーん、何も…」


         7月8日
 この“ミッチーのらくがき帳”のアクセスカウントがついに10000を突破した。ミッチーの自己満足の独り言でしかないようなこのページをいったいどんな人達が見てくれているのだろう。一部の掲示板へ書き込みしてくれる以外の人達の顔を見てみたいような気がする。どんなページかと期待をもってひらいてくれたけど、こんなつまらないページにがっかりして、もう二度とひらいてくれないような人もいただろうな。
 こんな文字主体のページは、内容そのものよりも。いかにして読む気にさせるかだから、その工夫が必要なんだとアドバイスしてくれた人もいたが、技術不足&やる気不足で、それもいまだに反映しきれず…。
 まぁボクのコーナーができてからは、時々ひらいてくれる人達には楽しみもてきたかも知れないがね。
 それと掲示板で交流を楽しんでくれる人達には、一応ミッチーも一人々々に合う言葉で応えているようだけど…。
 なにぶん未熟な作者なので、皆さんのご期待には添えないだろうが、ここにはボクもいることだし、これからもアクセスの程よろしくね。


       7月15日
 ミッチーにはいくら頼んでも聞いてもらえなかったけど、昨日来てくれたSちゃんに、
「キティーちゃんをボクの方側へ連れて来てくれないかな」と頼んだら
「いいわよ」と、すぐに連れて来てくれ、おまけに写真まで撮ってくれたから、感激! いつか皆さんにもボク達のラフラブぶりを公表できるかも知れないから、乞うご期待。
 やはりミッチーは面白くないらしく、何かにつけつっかかって来る。 なんて心の狭い奴なんだ。これでは両思いの恋人なんかできる筈がない!


     7月25日
 昨日はこの部屋に、スコットランド生まれのきれいなご婦人がみえていた。ミッチーが行っている教会の牧師先生がこの春に交替して、滋賀県の方から新任の先生をお迎えしたのだが、その奥様がスコットランド出身の人だったという訳。昨日はご夫妻でミッチー宅へ家庭訪問して下さったのだ。
 少し前の日曜日には礼拝後、この牧師先生宅でのランチタイムにご招待にあずかり、楽しいひと時を過ごして来たようだ。今日もおみやげに手作りのパウンドケーキを持って来てくれ、喰いしん坊のミッチーを喜ばせてくれた。
 奥様も長年日本にいらっしゃるから、普通の日本語ならばっちり通じるのだが、ミッチーの口から出るしっちゃかめっちゃかな日本語は、やはりちょっと通じにくいので、そばで先生がサポートして、一生懸命通訳して下さった。
 こちらへ来てから、色々な人を対象にした英語教室も始められたから、ミッチーも習いたいと思ったらしいが、ボクがズバリ「日本語も満足にしゃべれないのに、英語なんか習ってどうするんだよ!大体その頭には何も入りゃしないさ」と言ってやったから、あきらめたようだ。(ちょっとズバリ過ぎたかな?)


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8月26日
 ミッチーがぐずぐずしている間に 8月も終わりに近づいた。
楽しみにしていたビッグイベントがひょんなことからダメになったり、パソコンがストライキ起こしたり…と、アンラッキー続きの夏も終わりに近づいたと思いきや、ぶり返した残暑に叉々ヘトヘト…。
 今日は曇りがちの空で、いくらか過ごしやすくなったので、ボクのページの更新でもしろと、お尻ぺんぺんしてやったところだ。
 掲示板では運動会の話題も出ているから、そこの壁紙も秋のムードのものを探して来いと言っているのだが、「まだこんなに暑いのに、秋のイメージなんてつかめないよ」とか何とか屁理屈ばかり言って、全然動こうとしないんだから、困ったものだ。ミッチーの所だけ特別サービスに、ひと足お先に涼しい秋風を送ってくれないかなぁ。



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           9月11日
  もうそろそろ涼しくなってもいい頃だが、暑い夏の終わりを告げるとどめのお客様が、昨日午後からこの部屋に見えていた。
近頃「でれっ」「でれっ」の合い言葉で、ネット界に熱い風を吹かせている変なおっちゃんとヤングレディーのカップルだ。昨年のクリスマスに、このミッチールームへ恋人宣言に来ていたから、ボク達もその後の成りゆきを見守っていたところだが、夏の初めの思わぬアクシデントが、返って二人のきずなをかたくしたようだ。もう誰も二人の間を裂くことはできそうもない。本当に逆境に強いお二人に拍手だ。
 ミッチーにとってはパソコン先生でもある彼らには、いつも掲示板や、パソコン同士がつながっているメッセなどで色々と根気よく教えてもらっているが、今日もアップデートや、大掃除のやり方を教えてもらっていた。
 ミッチーったら、そのお返しにいつもの毒舌や、足蹴りなんかくらわせているんだから、ボクはもうひやひや。
 一段落してやっとボク達の存在に気づいてくれた彼らに、ボクもしっかりラブラブのお相手のキティー姫を紹介しちゃった。(やーい、一人ぼっちはミッチーだけだ! うっしっしー、ざまぁみろ!!)


        
9月24日
 この“ミッチーのらくがき帳”のトップページには今運動会の絵があるんだけど、あの絵を描いてくれたあーちゃん画伯というのは、実はミッチーの姪っ子ちゃんだ。
赤ちゃんの頃からよくミッチーが遊び相手をしていたらしいが、いつの間にか中学生になり、背丈なんかとっくにミッチーを追い越しているんだけと、5人の甥っ子姪つっ子ちゃん達の中では今でもミッチーと一番よく話をする
 昨日のお彼岸、お母さん達とミッチーの家に来ていたあーちゃんは、ミッチーにどんぐりのおみやげを持って来てくれた。
5〜6庫の小さな小さなどんぐり…。
「これに顔描いたら、ホームページに描いてくれたどんぐりになるね」とミッチーが言ったら、
「あぁそうやね。描くわ」と言って、持って来ていたサインペンでどんぐりに顔を描いて行ってくれた。
このどんぐり達にハチマキ締めて、「よーい、ドン」でいっせいに転がしたら、トップの絵のような、どんぐりの運動会が実現しそうだ。




              
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         10月6日
  ミッチーの障害の重度化と、介助者である母上達の高齢化で、廊下と部屋の3〜4センチ程の段差の上ぼり下りが大変になって来たので、その段差をなくす為の改築をしようと思い立ち、バリアフリー住宅の展示会を見に行ったり、定期預金を確かめたりして、積極的に動いていた父上達だが、今日からいよいよその改築工事が始まった。
  廊下と台所とトイレの床を畳の部屋と同じ高さまで上げる工事だ。これで家の中のほとんどが平らになり、ミッチーの状態か今より悪くなって、車椅子でしが動けなくなっても、家の中にも車椅子が持ち込め。ミッチーの部屋からトイレやダイニングへも車椅子で移動できるようになる訳だ。
 もちろん今の段階で母上達の頭にあるのは、家の中で車椅子に座ったミッチーではなく、段差のなくなった家の中を歩いているミッチーの姿なので、その期待に応えられるかどうか、ちょっぴり気が重そうだ。
 「もう少し早い時期にこんなことを考えてくれたら、十分活用できたのにね」
「そんなこと言ったって、母上達だって自分たちも支障を感じる今にならないと分からないことだったんたから、仕方ないだろう」
「うーん」
「動きやすくしてもらった家の中で、一日でも長く動けるように、体力維持に努めろよ。それがミッチーの仕事だ」


         
10月18日
  この前、空き箱を利用して飾り棚を作ったので、その辺に散らばっている小物を整理していたら、牛乳パック型の貯金箱が出て来た。振ってみると何個かのコインが入っているような軽い音がする。
「それ、何かの目的で貯めていたんじゃないのかよ?」と聞いたら、
「そうなのよね。飢餓に苦しんでいる発展途上国の子ども達のミルク代などに当てるお金を少しずつでも送ろうと、私達の教会でも募金運動をしていて、私もその為の貯金箱をもらってたんだったわ」
「おいおい、そんなものを奥の方にねじこんでおいたらダメじゃん。いつまで経ってもいっぱいにならないだろ」
「そうね、これからはここに置いて真面目に入れるわ」と言いながら、新しい飾り棚の上段に置こうとするから、
「ダメダメ。そんな上の方に置いたら、入れるのが面倒になるだろ。下に置いとけよ」
「もうイチイチうるさいなぁ」
「ミッチー研究にかけては誰にも負けないボクが言ってるんだから、間違いないよ。言う通りにしろ」
「はいはい、これでいいのね?」
「うんうん、それでいいのだ!」


      10月26日
  近頃明け方の浅い眠りの中で、よく懐かしい人達の夢をみるらしいミッチー、
「今朝はタケチャンマンの夢をみたわ」
「じゃあ楽しい夢だったんだね」
「うーん、よく分からない」
 タケチャンマンというのは、ミッチーが津から戻ってから、この3月まで週一回ディーサービスを利用していた施設の職員だ。ミッチーと同じく人いじめが趣味という人。ミッチーの場合は言葉でチクリと相手のハートを刺激するだけだが、このタケチャンマンは段々それだけでは物足りなくなったようだ。気心の知れた、大体のことにはめげないような人を見つけたら、即いじめを実行。主に入所者のM子ちゃんやT子ちゃんが標的にさけていたらしい。二人ともほとんど手足の自由が利かないので、声を出すぐらいしか反撃できないのだが、それをいいことに、体のあちらこちらをくすぐったり、胸に小さなボールを押し込んだり…。相手がきゃーきゃー黄色い声で騒ぐのが快感らしい。T子ちゃんなんかすっかり警戒心が強くなって、彼が近づくだけで、「いゃーもう…あっちへ行け!」と騒ぎ始めてたという。
「まぁ施設の生活なんて、同じことの繰り返しで単調な毎日だから、そんなことを仕掛けてくれる職員が一人位いてもいいのかもね」
「へぇー、随分物分かりがいいんだね。もう少しあそこに通ってたら、ミッチーもタケチャンマンのえじきになってたかも知れないのに」
「大丈夫よ。私には足蹴りがあるもん。これであそこをひと蹴りしたらイチコロよ」
「ひぇ〜〜〜ッ」





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        11月12日
 一ヶ月位季節が逆戻りしたような汗ばむくらいの陽気が続いていたが、今週に入ってから秋の深まりを感じさせるようになった。
 いつも月曜日は今年三年目のベテランヘルパーさんが来てくれているが、そのヘルパーさんに同行訪問という形で、ヘルパー予備軍のような実習生の訪問が近頃毎週のように続いている。
 ほとんどがハンディーのある人にかかわった経験のないような人達で、戸惑いながら先生役のヘルパーさんやミッチーの指示に従って動いてくれるが、中には自分が何をしに来たのか理解できていないような人もいて、ヘルパーさんとミッチーが顔を見合わせる場面もある。
 「せっかくここがヘルパーやボランティア養成所のようになってるんだから、その採点権もあたえてもらわなくっちゃね」
「そうだね。この前の真っ暗がりのおじさんのような人なら、ボクだって一目でハネちゃうよ」
「でしょ。介助を受ける者じゃないと分からないこともあるしね」
「そうだよな」
「人間だから誰だって長所もあれば短所もあるんだけどね」
「ふんふん、で、ミッチーの長所ってあるのかな?」
「あるんじゃないの。捜してごらんなさい。きっと次々出て来るわよ」
「そうかなぁ。もしあったとしても捜すのに百年位かかりそうだぜ」
「何よそれ…。それに今そんな話してんじゃないでしょ。ロン君のバカ!」
 都合が悪くなるといつもこんなふうにひらき直るミッチーである。

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        12月2日
 ミッチーの部屋のテレビの上にちっぽけなクリスマスツリーが置かれた。
 いよいよ今年も最後の月を迎えてしまった。クリスマスカードや年賀状を早く々々とせかしているんだけど、仲々取りかかる気配なし。友達に頼まれていたというインターネットでの調べものを印刷して、昨日やっと送ったから、これからはちょっと自分のことにも身を入れてほしいところだ。
このらくがき帳も冬のムードに変えないとね。
「おい、ミッチー、聞いてるのかよ!?」
「大丈夫よ、下準備はちゃんとできてんだから」
「だったら、さっさとしろよ」
「あわてない、あわてない」
この調子なんだから、まったくもう…、ボクどうなっても知らないからね。 

        
12月9日
 「お小遣いなくなったから、ちょっと出しに行って来るね」と、農協まで行ったミッチーが、仲々帰って来ないので、心配してやっていたら、悪友とぱったり出くわし、一時間近くも井戸端会議をしていたらしい。
 「それで何かいい話でもあったのかい?」
「彼女との話なんていつも、誰かが生きてるか、死んでるか…なんて、そんな話ばかりよ」
「もっといい話仕入れて来いよ」
「そんなこと言われても…」
「一時間もしゃべってて、ホントに何もなかったのかよー?」
「うーん…。そうだ、“モドラーヌ”の話があったわ!」、
「‘モドラーヌ”? 何だい、それ?」
「何だと思う?」
「お菓子の‘マドレーヌ”の親戚のような名前だな」
「あっはっはっは、残念ながらそんなおいしいものじゃないわ」
「じゃあ何だよ? もったいぶらずに早く教えろよ」
「尿もれ防止加工パンツ“モドラーヌ”」
「げっ、ミッチーもそんな話で時間つぶすようになったかと思うと、ボクは悲しいよ」
「ロン君もいつかそんな時が来るんだから…」
 そんな…。
いやいや、ボクは絶対そんなふうにはならないからね。ボクはいつまでもゼントルマンさ。
ねぇ、皆さんもそう思うでしょ?


     12月24日
皆さん、Merry Xmas.
朝からミッチーはこんなクリスマスソングを口ずさんでいる。

  
世界ではじめのクリスマス

1.世界で初めのクリスマスは
  ユダヤの田舎のベツレヘム
  宿にも泊まれず家畜小屋で
  マリやとヨセフの二人だけ
  赤子のイエス様 草の産着
  ゆりかご代わりの飼い葉おけ
  やさしい笑顔に見守られて
  めぐみの光が照らすだけ
※、グロリア グロリア グロリア グロリア
  インエクシェルシス デオ

2.不思議な光が空を照らし
  野原のまきびと驚いて
  みつかい教えたベツレヘムヘ
  イエス様拝みにかけ出した
  確かにおられた救い主だ
  まことに賢きみどりごじゃ
  われらがイエス様拝めるとは
  世界で一番幸せよ
(※、くりかえし)

3.キリスト捜して博士達は
  東の国から遠い旅
  星影たよりにベツレヘムの
  うまやでイエス様みいだした
  尊きキリスト神の御子よ  
  御告げの通りのお姿で
  黄金、乳香、もつやくなど
  まごころ尽くしてささげましょう
(※、くりかえし)

  世界で初めのクリスマスは
  小さな小さなクリスマス
  けれども喜び満ちあふれた
  気高いまことのクリスマス

 クリスマスの本当の意味がよく説明されている歌だと言って、毎年今頃ミッチーはこの歌を歌っている。
残念ながらミッチーの調子っぱずれの歌声を聞いただけでは、いかに天才的なボクでも楽譜までは書けないから、ひとまず歌詞だけご紹介させてもらった次第である。


     12月30日
 いよいよ今年も明日一日を残すだけとなった。
ミッチーの母上は2・3日前からばたばたと家の中を動き回っているので、ボクも何だかいつも通り過ごすのか悪いような気分になって、
「ねぇミッチー、ボクも何かしょうか?」と言ったら。
「ロン君はおとなしくしていてくれたらいいわ」だって。
そんなこと言いながら、ミッチーも今日は友達の掲示板に年末のご挨拶に回ったり、こちらの掲示板にも暮れのご挨拶のお客様が結構見えていて、お返事書いたり、掲示板の壁紙の模様替えをしたり、一日パソコンの前で何事かやっている。
 「あのー、ボクの来年のページも作ってくれたのかな?」と一番気になることを怖々聞いたら、
「まだなのよ。だから新しい年が明けてもロン君にはしばらく黙っていてほしいの」
「それはないよ。ボクだって皆さんに新年のご挨拶がしたいよぉ」
「そんなにあわてなくてもいいって。まぁなるべく早く作るからね」
「本当にたのむよ!」
 あぁ、来年はいったいどんな年になるやら…。 







            
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