1月3日
   クリスマス寒波の後しばらく寒さも和らぎ、穏やかな年明けになったが、昨日からカラッ風が吹きまくって、新年三日目の今日はえろう寒い。
  そんな中ミッチールームには朝から華やかなお客様。
今日はこの辺の成人式で、それに出席する姪っ子ちゃんの一人が、式場へ行く前にミッチーにも晴れ姿を見せに来てくれたんや。
式の帰りに寄ってくれるって聞いとったもんで、油断してまだ布団の中におったミッチーじゃが、何とか母上様に起こしてもろて、
「おめでとう」を言うとった。
主役を前にしてカメラもいじっとったが、寝起きのわりい体なんで、さっぱり調子が出ん。
何回かシャッター押しとったが、ほとんど顔なしで、モノにならんやろなぁ。

      1月15日
 ミッチーがいっつも世話になっとる“あしすと”のTさんに誘われ、“ヘルパースキルアップ”と題する講演会を聞きに行ったらしい。
「何やそれ?」って聞いたら、
津の方から、身体障がいと精神障がいの代表者に一人ずつ来てもろて、ヘルパーさんらをはじめとする周りの支援者に何が求められとるんかを考えてもらおうっちゅう主旨のもんらしいわ。
  身体障がいの代表者の話で、ミッチーが一番嬉しかったんは、「できない人だから助けるんじゃなく、できる可能性のある人だから、できるようにサポートして行く…という考え方で行ってほしい」って言うような話やったとか。
ミッチーなんかも、あれもしたい、これもやりたいと欲張っとるが、やりたいって思とることには確かに可能性があるんや。
親や身近におる人には、よう“人に迷惑をかけない生き方”を求められるが、人と関わりなく生きとる人間は一人もおらん。
漁師がとって来た魚や、百姓のつくった米や野菜食べとるやろ…なんっちゅう例え話もあったそうや。
いっつも助けてもろとるヘルパーさんらは、もちろんミッチーにとってありがたい存在やが、ミッチーらがおらなんだら、ヘルパーさんの存在価値ものうなってしまう訳やでなぁ。
自己選択や自己決定を認めてもろたら、その結果の自己責任も当然負わんならんが、障がい口実に逃げる奴がおるっちゅうのは、ミッチーにはちょっと耳の痛い話やったかも知れん。
  精神障がい代表者の話も、ミッチーの知らない世界をのぞかしてもろて、その中で生きとる人の壮絶な日々を思い知らされたようや。
ミッチーの周りにもそんな病にかかってもがいとる人が何人かおるが、やはりそれを引き起こすのは人間関係のトラブルや心に何かの強い衝撃を受けた結果っちゅうことが言えそうや。
そして人を寄せつけんように見える彼らも、ホンマは人と寄り添うことを望んどるんやなぁ。

     1月29日
 昨日のことやが、久し振りにミッチーの喜ぶ顔を見たで。
何を喜んだかっちゅうと、自分でできることが一つ増えたんや。
何ができるようになったんかっちゅうと、プリンターへの紙入れや。
ミッチーのプリンターは下の引き出し式のトレーへ普通紙を入れるようになっとるんやが、そのトレーをミッチーはよう引き出さんで、ヘルパーさん来た時に紙入れといてもろたりしとったんや。
ずっとそのプリンターへの紙入れを自分でできる方法はないもんかと考えとったようやが、糸と紐の秘密兵器を思い立って、昨日ヘルパーさんに、そのミッチーのイメージしたものをプリンターの引き出しトレーへつけてもろて、試してみたら、見事自分であけれることがわかったんや。
ただ細い糸しかつけれんさか、いつ切れるかわからんので、恐々ひっぱっとる。
そやけど、一応自分でプリンターへ紙入れれるようになったんが嬉しいらしい。
サイズの違う紙の入れ替えをようやりたがっとったさか、確かに自分でできたら便利やろなぁ。
わしにもラブレターどんどん印刷してくれや!




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      2月14日
世間はバレンタインに湧いとるのに、ミッチーはわしの顔見ても何にも出して来ん。
それやのに、ミッチーのことが好きやと言う女性から、“だちチョコ”なんちゅうもんが届いたんや。
世の中には物好きな人もおるもんや。
いったいミッチーのどこが良うて、わしを飛び越えてチョコがミッチーの方へ行くんやろか?
何もかもおかしなって来とるでー、ほんまに…。
「バレンタインにそんなチョコもろたら、ホワイトディーに何返すか考えとかなあかんで」
「もちろん得意の足蹴りをお返しするわよ」
「ひぇー、そんなモン受けてくれるんかいな」
「ところがどっこい、この人は受けてくれるのよね。ほら、こんなメールが!」
「どれどれ、『よっしゃ、受けて立つよ』ってか…。あんたらいったいどんな関係や?」
「だから、“だちチョコ”もらって、“足蹴り”お返しする素敵な関係よ!」

       2月29日
 ニャンニャンニャンの猫の日とも言われとる日に、5並びの誕生日を迎えたミッチー。
レッツGoGoの歳やと、みんなにふれ回っとるが、そんなことも言うとれんかも知れん。
首や肩の痛みもさることながら、目まいが起こるようになっとるみたいや。
前から朝起きた時のふわふわ感はあったようで、T市におった時、貧血気味じゃと言われたことがあったそうじゃが、それが段々進んで来たんやろなぁ。
夜ぐっすり眠れんせいもあるんかも知れん。
レッツGoGoはレッツGoGoでも、病院へレッツGoGoになったらつまらんでぇ。
ほうれんそうやニンジンどんどん食べや。
それができんのやったら、野菜ジュースや。
コーヒーら飲まんと、野菜ジュース飲まなあかんでぇ。




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     3月7日
ミッチールームには最近色んな人が出入りしとるが、二日前やったか、おもろい特技を披露する人が来とった。
コーヒーのお友にとひとくちクッキー出したったら、
「これはちょうどええわ」って喜んで手ぇ出した。
何がちょうどええんやろと思て見とったら、
「これはねぇ、こうやって食べたらおいしいんやで」っちゅうて、上に放りあげ、口で受けようとしたさか、わしは一瞬ポカン…。
何しようとしとるんか、さすがにミッチーはすぐピンと来たみたいで、きゃあきゃぁ喜んどったが、その口受けに成功したのは4回目ぐらいやったかいのう。
どうでもええけと、どうせ披露するんやったら、もっと成功確率をあげてからにした方がええんと違うんかいなぁ。

     3月15日
 今の時期は杉花粉やなんかで鼻や目の不快感をおぼえとる人が多いようじゃ。
 ミッチーはこの時期に限らず年がら年中鼻水たらしとるんで、そのいつもの延長線上でどぅってことないようにも思うが、ほんでもやっぱ豪快なクシャミが何連発も続くこともあって、それが数少のうなった歯に影響しとるのがつらいとこや。
また歯医者へ行って抜いてもらわんならんのやないかって怖がっとるんや。
痛めとる右の首から腕にかけてが、緊張感が強まると余計痛とうなるんで、あの歯医者の椅子に座ったら、とてもやないがじっとしとれんじゃろうな。
強い全身麻酔でもかけてもろて、寝とるうちに何とかしてもらうしかないと思うが、そんなことこの辺の歯科医ではやってもらえんと思うし、ホンマに難儀なことやでぇ。

    3月25日
 今月は卒業式シーズンやったが、もうほとんどのとこではそれも終わっとるやろ。
 ミッチーが仲間入りさせてもろとった小さな英語教室も今月でちょうど三年続けてもろたことになるんで、この辺で一区切りつけようということになったみたいや。
ミッチーよりはるかに悪条件の中で勉強しとった二人のクラスメートはオープンなLOVEコンビで、先生もそれをよう知っとって、時々授業に二人をくすぐるようなことを取り入れとったらしいが、それを二人も楽しんどるようなとこがあって、ミッチーは「やってられねぇよ」って感じやったらしいわ。
ノート代わりのパソコン持ち込み、先生がホワイトボードに書いてくれる単語なんどをパソコンに打ち込んで来とった。
ローマ字とちごて英語のつづりは難しゅうて、仲々おぼえられんで、三年間教えてもろても、何にも見やんと書ける単語はほんのわずかや。
ほんでも小学校の時以来久し振りに教室の雰囲気にひたれたんで、懐かしゅうて嬉しかったようや。
 ミッチーも最近絶不調でお医者さんと仲良うするようになっとるが、まだ教科書のひらいてないページがだいぶ残っとるんで、ちょっと余裕が出て来たら、残っとるページを訳してみぃたいって言うとる。
今度はネットのtangorinっちゅうサイトが先生や。
ホンマ にそんなことがやりとうなる気力と体力が戻ったらええんやが…。

     3月30日
 部屋の模様替えやっちゅうて、近頃ヘルパーさんが来てくれるごっとに部屋の中にあるモン動かしとるミッチー。
後5センチここが高かったら…とか、もう3センチ横のスペースがあったら…とかって、そんなんばっかしで、仲々自分の思うように配置できん。
動ける範囲や足の届く範囲が狭うなって来とるんやさか、自分でできんことが増えてもしょうがないんやけど、全然可能性がのうなったことでもないんで、未練がましゅうねばっとるんや。
まぁ、自分の気の済むまで動かしてあかなんだらあきらめるやろさん、ヘルパーさんらもあほらしいことばっかしとるように思うやろけど、とことんミッチーの言うようにしたってや。
あんまりエスカレートして、皆さんの仕事の範囲を超えるようになって来たら、わしがブレーキかけるでな。





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       4月3日
 今日は春の嵐や。
ちらほらと桜もひらいて来とるが、この雨に打たれて、わしみたいに鍛えられ、強なって、今年の桜はもうちょっとやそっとでは散らんかもわからん。
  母上が5日程前、右肩を痛めて、片腕が上がらんようになってしもた。
家事もさることながら、両手両足がバッチリでも難儀になっとるミッチーの介助を片腕でやってのけるのは並大抵のことやない。
食事介助はスプーンつこたりして、左手でやってくれたりしとったけど、トイレ介助がのう。
ミッチーもゆるゆるのズボン選んではいたりして、考えとったつもりやろが、それでも仲々パンツやズボンがあげられんで、ミッチーも何日か気持ちわりい思いをしのいどった。
接骨院で治療してもろとるお陰で、今日はだいぶ腕もあがるようになり、ミッチーのトイレの後のパンツ引っ張り上げる力も戻って来て、ミッチーも喜んどる。
母上にトイレ介助やってもらえんようになったら、今の生活は成り立たんようになると、覚悟しとるミッチーじゃが、これから幾度もこんなピンチの大波小波が押し寄せて来るやろなぁ。
こんな時はショートスティーさしてもらえたら楽なんやが、ミッチーがおらなんだら、逆に母上が精神的におかしなっていきそうな面もあるんで、自分が楽になるための行動はようせんのや。
母上と二人三脚でどこまで頑張れるかのう。

     4月22日
 姪っ子のAちゃんの仕事の下見を兼ねて、車で一時間ほどのとこへイチゴ狩りに行くんやが、ミッチーにもドライブに行かんかとお誘いがかかった。
もちろんミッチーが遠慮する筈ものうて、教会の礼拝もさぼって、そっちの方へ行く気になっとった。
じゃが一週間前からの週間天気予報で、今日の日曜日は雨になっとったんや。
自分の日頃の心がけがわりいさか、それも仕方ないかと思いつつ、けど今度はAちゃんのお誘いやで、その天気予報の傘マークも前後にずれて、案外ええ天気になるかも…と、ちょっとはずれることを期待しとったようやが、そのうちなんと今日という日をはさんだ昨日・今日・明日の三日間傘マークがついてしもうて、どちらにずれ込んでも“雨”っちゅうことになったやないか。
予報以上に雨は一昨日から時々ぱらついとる。
ほんでもって今日は所によって土砂降りということや。
そんでも朝の段階で小雨程度やったら、 イチゴ狩りはあきらめるとしても、どこかへ出かけておいしい物でも食べて来うやないかっちゅうことになっとったんやが、今朝起きたらあまりにも暗い空になっとったんで、こんな時出かけても楽しないさか、叉次の機会に…っちゅうことに落ち着いたようや。
雨女の威力発揮するのは自由やけど、あんまりはたのもん巻き込んだらあかんでぇ。



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5月12日
 半年前まで土日や祝祭日に神社参拝に来る人相手にひらいとった茶店が、GW前に、伊勢のおかげ横丁の一角を思わすような感じのモンに新装開店。
花の窟神社では毎年2回、お綱かけの神事が行われるんで、そのことから新しい店の名前は”お綱茶屋”と言うそうや。
今年のGWは狙い通り、参拝者や観光で立ち寄ったお客さんでようにぎおとったようや。
これからは10時から夕方5時までやが、年中無休で営業するらしい。
何しろ世界遺産の一つ“花の窟神社”やで、日本国内はもとより、海外へも宣伝せなあかんとこや。
今まで気ぃつかなんだが、わしらはえらいとこへ住んどるんやのう。
お綱茶屋の店員や世話人さんの中には、ミッチーのよう知っとる人もおるんで、その人らの顔見ぃがてら、毎週お客さんにまぎれこんどる。
うどんやカレーライス、おにぎりやめはりっちゅう簡単な食事のメニューも先週見て来たんで、今日はカレーの味みしぃに行っとったで。
そのカレー作っとるのは、ミッチーの知っとる市会議員のおばちゃんやってさ。
すじ肉入れて一晩じっくり煮込んだっちゅうだけあって、仲々こくがあって、それほどのピリ辛でもあらへんし、誰の口にもなじみやすい味らしいわ。
宣伝しといたる言うて来たさかっちゅうんで、わしに話だけ聞かしてくれたんや。
話だけやでぇ〜。
皆さん、どう思います?

     5月30日
  3日前やったが、ミッチーのつことるパソコンがクリックができんようになった。
ドラッグの時とかに左クリックボタンを押さえ過ぎるんか、そのボタンの反応がおかしなっとったんで、なるべくそこ使わんとタッチパネルはじくような感じでクリックしとったんやが、そこでも反応せんようになり、電源も切れんようになって、強制終了せなあかん事態になったんや。
あくる日、ヘルパーさんに修理に持ってってもろて、しばらく返って来ん覚悟でおったら、次の日に修理完了の知らせが入って、叉ヘルパーさんに取りに行ってもろて、つないでもらい、めでたく使えるようになった。
キーボードの溝にたまっとったホコリも取ってもろてすっかりきれいにしてもろて、嬉しいのう、ミッチー。
さぁ、しっかり仕事せぇや。



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        6月2日
いつの間にか6月や。
あちこちの紫陽花がきれいに咲き始めとる
ということは、梅雨入りも間近やなぁ。
雨の季節から灼熱の季節に向かうこれからの時期は、ミッチーにとっては行動し難いんやが、今月はやりたいことや、行きたいとこもいっぱいあって、何かと気ぜわしそうなんは、アマノジャクなミッチーらしいとこや。
悪条件の重なる中で、どんだけ目標に到達できるか、ミッチーの図々しさをとくと拝見さしてもらうでぇ。
まず昨日は、母上のカラオケ舞台用のロングキュロットを見ぃに行ったんけど、なかったんで、ちゃっかり自分の夏用のズボンを買うて来おったがな!
それと、昨日は姪っ子ちゃんの誕生日でもあったんで、無料カードを送っとったわ!
(^∇^)アハハハハ!

     6月7日
 この月、ミッチーの周りでは誕生日を迎える人が四人もおって、お祝いカードを送るのに忙しいバースディー月間や。
昨日も友達に色鮮やかな画像のカードを送っとったが、今日はミッチーと二つ違いの妹ぎみの誕生日。
グリーティングカードサイトで四つ葉のクローバーカードを見つけ、小さな幸せ呼んでやれたら…っちゅうんで、それを送っとった。
ちょうどヘルパーさんの手足借りれる日やさか、もうちょっと気の利いたこともできそうなもんやが、なんでか知らんけど、その時間は、自分の髪切りに美容院へ行く計画立ててしもたんや。
「それやったら、妹ぎみも一緒に誘って、姉妹お揃いで変身して来たらええやないか」って言うたったんやが、
「彼女にも行きつけの所があるだろうし…」とか
「急にそんなお誘いをしてもねぇ」とか言うて、全然その気にならへん。
たまにはわしの言うことも利くもんやで。

     6月25日
 昨日は時々小雨がぱらつく中、社協のふれあいフェスタっちゅう催しもんがあって、ミッチーもヘルパーさんと行けるように計ろうてもろたようや。
リフト車で送迎してくれるって言うさか、電動車椅子もOKやと思たら、お年寄りから子供まで色んな人が出入りするさか、みんなの安全の為、電動は遠慮してくれって言われ、ヘルパーさん任せの手動車椅子になってしもた。
まぁ、平らな床の室内やったら足こぎ走行でちょっとぐらい自力で動けるさかええわと思っとったらしいが、建物の中は土足禁止になっとって、靴ぬがんならんので、靴下だけの足ではどうもうまいことこげんで、おてんばおばさん振りはあんまり発揮できなんだようや。
手動車椅子にはカメラスタンドもついとらんさか、自分では写真撮れなんだし、それが一番残念やったようやのう。
けどまぁ、久し振りに友達とか、懐かしいヘルパーさんらとも顔が合うたようやし、それだけでもよかったというもんやろ。
そうそう、透き通ったプラスチックのようなゴム板に好きな絵描いて、それをオーブンで焼き、オリジナルストラップを作るっちゅう体験コーナーがあって、ヘルパーさんが代わりに絵描いてくれるっちゅうんで、パンダを描いてくれるように頼んで、ミッチーパンダのストラップを作って来とったわ。

     6月30日
 福祉サービス利用の改訂時期で、相談員さんに色々聞いてもろて、日曜日を除いた毎日一回ずつヘルパーさんに来てもらえるようにしてもろたんじゃが、母上様はそんなにいらんさか減らせっちゅうて聞かへんのや。
そないに言う訳は、自分がミッチーに何にもしたらんように思われるやないかっちゅうことらしいんや。
親のできることと、ヘルパーさんらにできることは違う思うんやけどのう。
それにもう逆にミッチーらが母上の面倒みやなあかん年頃やさかのう。
ミッチーとしたら、いつどうなるか分からん綱渡り状態のような母上との生活やで、今からちょっとずつ段階的にヘルパーさんの訪問増やしてもろて、一日に5回位来てもらえるような自立生活につなげて行きたい思とるようやがのう。
ミッチーもそんな自分の思とることを言うて、いっぺんぶつかり合うたらええんやけど、
「言うこと聞かなんだら、もうわし首くくるで」とか言うて脅されるんで、いつものように無言の自己主張続けるんが精いっぱいや。
まったく情けないったらありゃせん。 



 

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      7月17日
 梅雨明け宣言で、いよいよ夏本番や。
ごたごたムードで、逃げ場を求めとったミッチーも、この暑さで外へも出れんようになって、ヘルパーさん来てくれとる時はもっぱら風呂場へ避難や。
遊び心のあるヘルパーさんは水遊びにもつきおうてくれるが、真面目な人もおるんでのう。
今年の夏はミッチーにとって実際の暑さ以上の暑苦しさになりそうや。


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        8月13日
 何をする気にもならん延長線上でオリンピックが始まったんで、それをええことにしばらくテレビにかじりついとったミッチーや。
ごひいきの種目の女子バレーを、だち公とメールでああやこうや言い合いもて応援しとったが、ハラハラドキドキのうちに決勝トーナメントのベスト8入りして、準々決勝で中国を打ち破って、ベスト4へ上がってしもた。
準決勝ではイエロー旋風のブラジルと当たって完敗。
けど銅メダルかけた韓国戦はチームワークが光って、見事勝って銅メダルは日本チームの首にかけられたがな。
メールでやりとりしとっただち公と今度会うた時は、ミッチーらもその日本女子バレーチームの銅メダルに乾杯するらしいわ。
最後の男子バレーの決勝戦、アメリカ対ブラジルの試合も見応えあったでぇ。
初めの2セットをブラジルが連取して、3セット目も20点過ぎまでブラジルがリードしとったのに、いつの間にかアメリカが追いつき追い越し、ファイナルセットのマッチポイントはアメリカが取って、男子の金メダルはアメリカさんの胸に輝いた訳や。
ミッチーにつき合うて見とるうちに、なんやわしも熱うなったオリンピックやったわ。

    8月18日
今年の熊野の花火の日は、雨の心配せんでよかったが、ものすごい猛暑やった。
昼間から浜へ陣取っとる人もよおけおったが、熱中症は大丈夫やったんやろか。
 ミッチーが普段ネットで交流しとる女性が、いっぺん熊野の花火を見ぃたいと念願しとって、それがやっと今年実現することになった。
ミッチーとはオフラインでも何度か顔合わせとるんやが、今度も会えたらええなぁっちゅうんで、一応ミッチーがその人の乗って来るツアーバスの止まる所まで会いに行く手筈になっとったんやが、その駐車場が変更になったり、色々ややっこしいムードになって、会えるかどうか微妙な感じになったんで、暑さもあって行動力の失せたミッチーの方はすっかりあきらめてしもた。
じゃが相手は暑さも何のそので、花火の打ちあがるちょっと前に、ミッチーのすぐ近くまで来てくれたんや。
ツアーのみんなと離れ、こちらまで来てくれたんやさか、ミッチーも出て行かな申し訳ないがな。
「早よ行って来い!」言うて追い出したったんや。
まったくもうミッチーときたら…。
端で見とるとじれっとうなってくるわ。

      8月29日
残暑の中にも夏の終わりがちらほら見えて来て、ほっとする時期かも知れんなぁ。
 朝ミッチーの部屋へいつもの時間に現れた母上様、裏返しになった服を着とるんで、ミッチーが言うたったら、笑いもて素直に着直し、そこまではよかったんじゃが、 ミッチーの着替え介助になったら、今度はTシャツの後ろ前反対に着せとるがな。
まぁそれは若いヘルパーさんも時たまやらかす失敗やさか、それもええんやが、そのことがわかって、ミッチーが「着せ直してよ」と言うても、「どっこも行かへんさか、もうそうやっとれや」言うて、直しそうとせんさか、ミッチーもむっつりしてしもた。
なるほどなぁ、こんなことがあるさかミッチーも母上にはなんにも言わんようになってしまうんやなぁ。
ヘルパーさんらが来る時はキリリとしとる母上様じゃが、ミッチーとしたら、むしろその逆を願いたいとこらしい。
けど今人前でどうでもええようなだらしない態度見せたら、引き離されるやろしなぁ。
母上様に寄り添って行く為には、一に我慢、二に我慢、三四がのうて、五に我慢しかないんかいのう。

 


   

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          9月24日
ミッチーが一生に一度あるかないかのことをやってのけるっちゅうんで、わしもミッチーのバッグへ忍びこましてもろて、伊勢の陸上競技場へ行って来たがな。
 絵画制作や講演活動など幅広い分野で活動しとる女性友達のブログで、毎年秋の初めにひらかれとる障害者スポーツ大会に、足こぎ車椅子50メートル走ってのがあるのを知って、これなら自分もやれるかも知れんというんで、彼女達とスタートラインに並んでみたいっちゅう大それた夢を持ち始めたミッチーや。
開催場所が伊勢やさか、朝6時ぐらいに家を出やなあかんのやけど、そんな早うから動いてくれそうなヘルパーさんが今はおらんので、つきおうてくれる可能性のあるのは弟ぎみぐらいや。
そこで弟ぎみに熱っぽい長メールして、「私を伊勢へ連れてって!」と頼み込んだんや。
そのメールで弟ぎみも心動かされ、「素晴らしい! ぜひ参加しょうらえ」って言うてくれたもんで、彼がその気になってくれたらもうしめたもんと思とったのは去年のこと。
あんまりええ気になりすぎとったミッチーに、ちょっとこらしめ与えられる感じで、直前に風邪ひいてしもて、その年の夢の実現はならず…。
ほんで今年もういっぺん弟ぎみ巻き込んで再挑戦したんや。
って言うても、ミッチーの頭にあるのは伊勢まで行くことのみで、足こぎの練習もしやへんし、50メートルを計ってもみやへん。
こんなええ加減な出場選手もあるかいなぁ、まったく…。
 当日の早朝、母上様にも起きてもろて、トイレ、着替え、食事介助らしてもらい、何とか家出れたもんの、空の雲行きは何ともあやしげで、ラジオの天気予報では、伊勢方面は大雨洪水警報発令中。
これには弟きみももう笑うしかないっちゅう感じで、運転しいもて「あっははは」とアホ笑いの連発や。
ほんまにミッチーがそんなとこへ出て行くにふさわしい空模様で、駐車場へ着いた時もやっぱり雨が降っとって、車からおりれるやろかと心配するほどやった。
けど、世話人さんと連絡とったりしとるうちに、やんでくれたさか、ありがたやありがたや…。
 受付でもろて来てもろたミッチーのゼッケン番号は10番。
そのゼッケンつけたミッチーともう一人の年配者へ「あんたら二人には冥土の土産や」っちゅう世話人さんの言葉に、わしらも笑わしてもろたわ。
 開会式の頃には時々陽もさして、雨の心配がのうなったんは感謝やが、かなりの蒸し暑さで、ミッチーの後ろについてくれとる世話人さんが、前の子が持っとるウチワ借りて、ミッチーらに風を送ってくれとった。
 11時過ぎ、いよいよ、ミッチーらが出場する種目の招集がかかり、「緊張せんとな」っちゅう世話人さんの言葉に送り出され、控えのテント内へ入った。
ここでは、そこまでついて行った弟ぎみが「ちょっと想像したんやけど、姉ちゃんだけ後ろ向いて行くんやないかいね」って言うたさか、また一笑いや。
 さぁいよいよスタートラインに押し出された。
ミッチーが夢に描いとった場面や。
予定通りの三人の顔がスタートラインに並んだ。
あこがれの場所に並ばしてもろたミッチーは感無量の顔や。
スターターの「よーい」の声に、車椅子の前輪をスタートラインにつける。
「バーン」のピストルの音に他の二人は良い反応で飛び出したんやが、ミッチーは一瞬出遅れてしもた。
まぁこんなもんやろと思とったが、およよ、すぐ一人抜いたやないかいな!
「ええぞ。ミッチー、その調子や」って、わしも思わず叫んでもうた。
前を行くんは、あのブログで足こぎ走のあることを教えてくれた人や。
ミッチーのピッチがあがって彼女に近づくと「よいしょ。よいしょ」っちゅう掛け声が聞こえて、ミッチーもその掛け声に調子を合わしとったら、ゴールの6〜7メートル手前ぐらいで何とその彼女も抜いてもうたがな!
おいおいホンマかいな思て見とったんやが、そのままあっさり一着でゴールインしてしもた!
この場のスタートラインに並ぶことが目的で、肝心の走ることなんど何も考えなんだミッチーやのに、ええんやろか。
すぐ世話人さんも駆け寄ってくれて、自分のことみたいに喜んでくれたけど、ミッチーは仲々実感が湧かんようやった。
色んな思い乗り越えてこの場所に来たミッチーやさか、ひょっとして50メートルぐらいじゃ物足らなんだかもわからん。
この広い競技場を一周してみぃたかんと違うかいのう。
とにかくミッチーの最初で最後になるかもわからんチャレンジは、弟ぎみらの楽しい想像を裏切る結果に終わった。
ミッチーの「やってみたい」を応援してくれた皆さん、ありがとさんでした。
これからもよろしゅう頼みまっせー!











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          10月5日
 10月に入っても今年はまだ日中は汗ばむくらいの残暑やが、朝晩はさすがに涼しゅうなって来とる。
タンスの中もチト中袖を取りやすいとこへ入れとかなあかんでって言うとるんじゃが、
「その前に秋のファツション見に行って来るわ」っちゅうて、久し振りにジャスコまで行って来たミッチー。
赤と黒の縞模様の長袖のTシャツと、それよりちょっと厚手の自衛隊の制服思わす模様のトレーナーを買うて来た。
チビのミッチーの体に合うサイズは、ジュニア用の150なんやが、それでも袖丈が長うて、いっつも五分の一ほど切り落としたり、縫いこんでもろとる。
まだこんなことは母上ができるんで、一応頼んでみるんじゃが、その時は機嫌よう引き受けてくれるものの、他の用事や体調不良とかで、仲々その気にならんと、忘れられとることもあって、そのシーズンに間に合わんこともしばしばや。
いつまでも母上任せではあかんさか、自分の手の代わりをしてくれとるヘルパーさんに頼んだりすることもあるんやが、そんな服着とると、母上には気になってしょうがないみたいなんじゃ。
誰彼がしてくれたと思わんと、ミッチーが自分でやったと思てくれたらええんやけどのう。
やっばり元縫製業者のプライドもあるんやろか。


     
10月19日
何や今朝はえらい冷え込んで、朝起きのわりいミッチーは布団蹴飛ばすのに勇気が要ったようや。
月曜日から土曜日まで、8時からNHKでやっとる朝ドラ見るのに、7時55分にテレビのおはようタイマーを設定して、起こしてもらうようにしとるが、寒なって来ると、布団に入ったままテレビ見てしまうんで、いつまで経っても起きられん。
寒い朝になりそうな時は、暖房のタイマーも設定して起きんならんようなぜいたくな体になってしもた。
夜ぐっすり眠れんさか、朝はいつまでも寝とりたいようやが、トイレ行きたなつて来るもんで、母上起きて来てくれるまでには何とか椅子に座って、立ち上がれる状態をつくっとかなあかん。
これから寒なって来ると、その朝の自分の体との格闘が大変になって来る。
冬でも夏でも4時起き5時起きの人らに言わせたら、アホらしいやろがのう。

       10月20日
今日は母上様の誕生日で、妹君と姪っ子ちゃんが、レーキ持ってお祝いに来てくれとった。
ミッチールームで30分ぐらいしゃべってってくれたんで、いっつもあんまり手応え感じられんミッチー相手にしゃべっとる母上様としては、ケーキより何より、彼女らの来てくれたことが嬉しかったやろなぁ。
ちょうど近くにカメラがあったんで、誕生日口実の一枚をと思いついたミッチーカメラマンは、姪っ子ちゃんに手伝どてもろて、撮影準備開始…。
妹君と姪っ子ちゃんにも母上の両脇に入ってもろて、パチリ…。
親子3世代の素敵な写真が撮れたと内心喜んだミッチーやが、パソコンへ取り込んでモデルさん方にみてもろたら、妹ぎみのブーイングや。
最近デジカメ撮影記の更新がとどこうっとるんで、ちょうどええともくろんどったようやが、ちょっとお許しが出そうもないわ。

 その後、今度は思いがけのうミッチーお目当ての女性のお客様を一人、弟ぎみが連れて来た。
このホームページをよう見てくれよる人みたいや。
ミッチーとも顔合わしたこともあるようで、「おぼえてない?」って聞いとったが、ミッチーはおぼえとらんみたいや。
服装から想像すると看護士さんみたいやがのう。
詩のページをよう見くれとるようやが、これからはわしのページも見たってや。
ほんで、掲示板へも遊びに来たって!



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      11月14日
 必要のない首の動きや緊張感から来る、右の首から肩にかけての痛みに苦しんどるミッチー。
右向くと痛いらしいんで、なるべくそれを避けたいとこなんじゃが、食事の時は長年、邪魔な動きをする右腕を押さえて、右の方から食べるモンほりこんでもろとったんで、食べる時が一番難儀になってもうた。
食介者に時々泣き顔見せんならんのがつらいんで、あんまり痛い時は食事抜き、痛みにつきおうとる。
おまけに今、残っとる歯がぐらついて来とるんで、叉抜いてもらいに行かなあかんやろなぁ。
食べる楽しみも段々のうなって、ちょっと淋しい気分の晩秋や。

      11月15日
  今朝は真冬並みの寒さになったが、新しいエアコンに買い換えたミッチールームは、入りタイマーでミッチーが布団の中におる6時40分からあっためてくれとって、起き上がる頃にはバッチグーの室温や。
ほんまにありがたいことやで。
 今年も喪中で年賀差し止めの葉書が届き始めとる。
一人の女性友からは、お父上が亡くなられた故っちゅう挨拶状で、みんなそんな年頃かと気づかされるようや。
 見慣れぬ名前の人からの喪中葉書もあって、誰やろと思たら、ある男性友のご両親から、その友自身の召天を知らせるものやったみたいや。
彼との出会いは小学校へあがる前、母上と一緒に母子入園しとった東京の施設らしい。
ミッチーのようなおてんばさんとちごて、いっつもお母さんにくっついとった坊ややったさか、一緒に遊んだ記憶もないようやが、三重県出身同士で、しかも苗字が同じやったことから、母親同士が仲良うなって、ほんで何とのう年賀状のやりとりだけ、かれこれ50年ちこう続けとった人らしいわ。
途中、津の特別支援学校へ見学に行った時、偶然ばったり再会したりということもあったらしい…。
 「昨年の今頃は私より7つも若いRちゃんの喪中の葉書が届いたしね。やっぱり私達って早く招いてくれるのかなぁ」
「心配せんでも、ミッチーみたいなモン、だぁれも招いたりしやへんわ。勝手に行きたいとこへ行って、やりたいことしたらええんや!」 




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       12月7日
 師走に入ったんで、ミッチーの気分も人並みに走り始めた。
体の痛みでコンつめる作業ができんようになっとるが、若い頃、今のようなパソコンもワープロもなく、一文字一文字刻みつけるようにして書いとった自筆のノートなど見とると、自分の字ぃにあらためて愛着が湧くっちゅうからおかしなもんや。
字ぃ書くこともほとんどできんようになっとるさか、余計その思いが強なるんかも知れん。
「今ならまだ調子のいい時なら書けると思うから、年賀状に自分の字を入れてみようかなぁ」っちゅうて、年賀状作戦の開始や。
“賀正”の二文字を自筆で表現するのに、昨夜は茶色のサインペン握りしめてかなりねばっとった。
そうやって書いた中から、自分のイメージに近く仕上がった字ぃを選んで、スキャナでパソコンへ取りこみ、ホームページ作成ソフトの中のウェブアートデザイナーで適当な大きさにして、ネットの無料素材屋でもろて来た飾り枠のイラストの中にその字ぃ入れて、何とかかんとか形になったがな。
「この私の書で皆さんに良い新年をお届けできたらいいんだけどね」って言うとるが、形に関係ないこの字ぃの値打ちのわかる人が受け取ってくれたら、ホンマにええ年が巡って来るかも知れんわ。
ミッチー、わしにもおくれ!

     12月24日
 こんなホームページ活動も、更新せんと見てくれとる人を退屈させ、段々離れて行き、そのうちだぁれも見てくれんようになって、忘れられるんやろなぁ。
掲示板での交流も少ななって来たさか、見てくれとる人もおらんのやないかと思とったんやが、意外な人が見てくれとることとがわかって、ミッチーを喜ばしとる。
教会のクリスマス礼拝とお祝い会に出席したミッチーに、普段あんまり声かけてくれることのない人がミッチーに話しかけてくれたっちゅうんや。
「今日はティラミスケーキを作って来たよ。好きでしょ? あれに書いてあったんで…」ってね。
そうやがな、この“ミッチーのらくがき帳”の自己紹介のページに、好物はティラミスケーキ…と書いとるんや。
それ見てそんなややっこしいモン作って来てくれた人がおるとはなぁ。
ミッチー大感激のクリスマスや。
わしもここで時々色んなこと言うとったら、ええことあるかいなぁ?

     12月25日
  このクリスマスの時期、毎年ミッチーだけの“あしながおじさん”からプレゼントが届くんや。
そのおじさんが市役所福祉事務所の所長さんをやっとった頃からやさか、もうかれこれ40年近こう続いとるらしい。
ミッチーと一緒にそのおじさんも一年に一つずつ年を重ねとったら、90才以上のお年やそうや。
おじさんが一軒のお菓子屋さんへ依頼して、毎年そのお菓子屋さんが届けてくれるんで、ミッチーが直にそのおじさんと顔を合わせる訳やないんやが、同封してくれとる手紙で近況がわかって、元気なんやなぁってわかる、そんな関係が続いとる人みたいや。
そのおじさんから今年も自筆の手紙が添えられたカステラが届いたんやが、手紙の内容はちょっとしんみりするものやったようや。
歩行が困難になって、毎年依頼するお菓子屋へも行きにくうなったさか、こんなプレゼントも来年は届けられんかも知れんので…っていうようなことが書いてあったそうや。
「ご自分の体が大変なお年なのに、毎年こんなことしてくれてねぇ」
「これからはミッチーが時々そのおじさんに手紙書いて、ちょっとでも明るい気分にさせたれや」
「そうね、私だけの“あしながおじさん”に、“短足むすめ”からのラブレターって訳ね。私もいつまでパソコンができるかわからないけど、少しでもご恩返ししなくちゃあね」


















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